高齢者の「健やかな老い」を支えるために必要な看護の知識と技術を学んでいきます。特に、「高齢者が老年期をどのように体験し、どのように在りたいと願っているのか」を念頭に老人看護を考えられるよう、主に2年次より講義・演習・実習を展開していきます。
<2年次>
講義や高齢者疑似体験、老人看護のトピックに関するグループワーク&発表を通し、看護の対象となる高齢者と家族、高齢者の生活/療養環境の特性について理解を深め、老人看護実践に必要な基盤を創っていきます。
<3年次>
講義や老人看護に関する技術演習、グループワークを通し、多様な健康障害・生活障害を抱えて生活する高齢者に必要な看護を学ぶと共に、医療機関や施設での実習(4週間)を通して、高齢者の特性に応じた看護実践を展開していきます。
<4年次>
講義やフィールドワーク、老人看護に関する文献レビューを通して看護の総合的な能力を高め、研究的視点を養っていきます。また、医療機関だけでなく、グループホームや特別養護老人ホームも取り入れた看護実習(4週間)を行うことを通し、多様な場で生活する高齢者への看護実践を支える判断力や生活援助技術の習得・向上をはかり、集大成としての実践研究へとつなげていきます。